【DAO】とは何か?『DAOがよくわかる本』著者がわかりやすく解説

DAO

Web3に興味を持っている人の間では注目されているDAO。

「DAOという言葉は聞くけど実際はよくわからない」と思っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、「DAOとは何なのか?」ということを一通りご理解いただけるように、『DAOがよくわかる本』(2022年10月27日発売)の著者がわかりやすくご説明します!

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以下、本記事の要点です。

  1. DAOは分散型自律組織のこと
  2. DAOはトークンエコノミーとして機能
  3. DAOは透明性が高く誰にでもオープンな組織
  4. DAOは誰でもいつでも作れる
  5. DAOはWeb3の重要な要素の一つ
  6. DeSciやReFiなど新たな概念も登場
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DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)とは?

DAOはDecentralized Autonomous Organizationの略で、日本語では「分散型自律組織」と訳されます。

読み方は「ダオ」です。

一般的な会社のようにリーダー(中央管理者)が率いる組織ではなく、(権力を分散して、)組織を構成する全員が意思決定に携わることで自律的に運営される組織です。

DAOが自律的に運営される仕組み

DAOにおけるインセンティブ

DAOの定義を見て、「リーダーのいない組織が本当にうまく運営されるのか?」と疑問に思った人もいると思います。

現実的に考えると、リーダー(上司)からの指示が無いにも関わらず、自律的に組織のために行動できる人はあまり多くないかもしれません。

そこでDAOでは、「ガバナンストークン」をメンバーのインセンティブに活用しています。

ガバナンストークンとは?

ガバナンストークンは株式会社でいう株式のようなもので、DAOの意思決定に携わるには「ガバナンストークン」を保有する必要があります。

メンバーがDAOに貢献するとガバナンストークンを報酬として付与することができます。

また、そのDAOの価値や認知度が高まるにつれて、ガバナンストークンの価値の向上も期待できます。

つまり、DAOに貢献することがメンバー自身の利益にもつながる仕組みとなっているのです! 

頑張った人が報われる、美しい組織ですね。

DAOは透明性が高く誰にでもオープンな組織

ブロックチェーンの性質がよく活用された組織

DAOの魅力の一つに、透明性が高い組織であるということが挙げられます。

DAOにおける意思決定の投票結果は全てブロックチェーンに記録されるため、誰でもいつでも確認することができます。

さらに、ブロックチェーンの性質により改ざんすることはできないので、信頼度も高いのです!

DAOはダイバーシティに富んだ生まれながらにして国際的な組織

DAOに参加するために、性別・年齢・国籍・居住地などの条件はありませんし、履歴書を出す必要もなければ面接もありません。

多くの場合、DAOのトークン(ガバナンストークン)を保有していれば誰でも正式にそのDAOで活動できるのです!

また、一般的な組織であれば、まずは国内で事業を展開していずれは海外への進出を検討するのが多いと思います。

しかし、DAOには活動場所の制約がないので、1日目から様々な国籍のメンバーを迎え、様々な国や地域で活動することができます。

さらに、基本的にDAOでは実名を明かさずに活動することができるため、匿名で働きたい人にとっても良い選択肢となり得ます!

例えば前科のある人も、その経歴を明かす必要はありません。

DAOは誰でもいつでも作れる

会社を作るのは手間と時間がかかる

会社を作るのは手間と時間がかかります。

株式会社の場合、基本事項を決定し、定款を作成し、資本金を払込み、登記書類を作成し、法務局へ会社設立登記申請をするなど、しなければならないことが多いですし、お金もかかります。

慣れている人にとっては当たり前の手順だと思いますが、初めて会社を設立する人にとっては本業も忙しいなか大きな手間となり得ます。

DAOを作るのは意外と簡単

「DAOを作る」と聞くとなんだか難しそうに思えますが、ツールを活用することで意外と簡単に作ることができます!DAOを作ることができる無料のツールにはAragonなどがあります。

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DAOは設立が簡単なだけでなく、ガバナンストークンを発行することによって資金調達も比較的容易に行えます。

(各国の規制によっては困難となります。)

DAOがより一般的になれば、株式会社ではなくDAOを自分が働く組織として選ぶ人が増えるかもしれませんね! 

DAOはWeb3の重要な要素の一つ

DAOはWeb3の核

前述した通り、Web3はブロックチェーンによる分散型のWebであり、「分散型」というのがキーワードになります。

DAOは分散型の組織であり、なおかつ、ブロックチェーンのスマートコントラクトによって自律的な組織運営が可能です。DAOはまさに、Web3を体現したような組織となっているのです!

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近年、後述する「メタバース」「NFT」「DeFi」など様々なWeb3関連のバズワードを様々な媒体で目にするようになりましたが、これらを支えているのがDAOであることも多いです。

DAOがあるからこそ、多くのサービスが実現し、運用されていると言えます!

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Web3で覇権を握るのはDAOか

Web2.0ではGAFAMを代表とするプラットフォーマーが覇権を握ってきました。

そのため、Web3において「次なるGAFAM」はどの企業になりそうかあなたも気になっているかもしれません。

しかし、「覇権」という言葉を使うのはWeb3において適切には思えないものの、あえてWeb3で覇権を握る組織を考えると、それは従来の組織形態である企業でなくDAOかもしれません。

事実、様々なDAOが設立され、非常に大きな影響力を持つものも出てきました。

今後は、企業で働くよりもDAOで働くことを選ぶ人が増え、GAFAMを凌ぐような影響力のあるDAOが誕生する可能性もありますね!

DAO関連の新しい概念も続々登場

下記など、DAO関連の新しい概念も続々登場しています。

  • DeFi(Decentralized Finance、分散型金融)
  • DeSci(Decentralized Science、分散型科学)
  • ReFi(Regenerative Finance、再生金融)

今後世界がどのように変わっていくか、さらに楽しみですね!

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まとめ

  1. DAOは分散型自律組織のこと
  2. DAOはトークンエコノミーとして機能
  3. DAOは透明性が高く誰にでもオープンな組織
  4. DAOは誰でもいつでも作れる
  5. DAOはWeb3の重要な要素の一つ
  6. DeSciやReFiなど新たな概念も登場
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